『ベストかもしれませんが』
マリア・カラスのソプラノ歌手としての評価は高いけれども、記憶に残る名演という物はないように思います。かといって、平凡な歌手であったというわけでなく、その存在と履歴が存在価値を高めていると言えます。そういう意味では、こういう形でのベストは個人的には少しもの足りない感じがあります。
スタジオ・ライブそれぞれ全集がEMIから出ていますが、それを聴いて、やっとすごい歌手だったと思えるようになりました。
このディスクはそれらからピックアップしたような物ですが、多分これだけでは、すごさが判りにくいのではないのかなと思うしだいです。